【付録2】自然環境保護憲章

自然環境保護憲章

 

公益財団法人全日本弓道連盟(以下「全弓連」という。)は国際社会の一員である日本国における弓道に関する唯一の中央競技団体として、また、登録会員や加盟団体だけでなく日本国の社会を国民全体に対して責任を負う公益法人として、その果たすべき役割を改めて自覚し、これに相応しい責任ある活動をしてまいります。

 

全弓連は、国際的にも社会的にもますます重要性を高めている自然保護、環境保護・希少な動生物保護などの重要性を強く認識し、これらを目的とした条約や法令を遵守することはもちろん、中央競技団体・公益法人としての社会的責任を十分に果たすことのできる団体を目指して活動してまいります。

 

全弓連は、弓道の普及振興を目的とするものであり、伝統文化の継承も重要な任務の一つと考えていますが、鳥類の羽根等を弓具に使用してきた弓道人の団体として、あくまでも自然・環境保護を第一と捉えて、そのために何をすべきかを真摯に考え、自然保護団体等とも協力して活動してまいります。

 

全弓連は、これらの理念を実践すべく、法令はもちろん社会的責任も重視した厳格な自主的規範として、矢羽の使用に関する準則を策定しており、今後もこれを遵守し、時機に応じた見直しを行うとともに、その周知と遵守の徹底を求めてまいります。